医療保険の見直し

Posted by ウー : 2005年02月06日 14:19

年末に湯平温泉で見たテレビ(NHK くらしと経済)が衝撃だった。
医療保険に関しての番組で、見てる最中、見終わった後も、彼と二人で「何!そんなこと知らない」「それしかかからないの?」「入院日額なんて5,000円もいらないわけ?」などと云いまくり。

毎日毎日、何度もCMで見る医療保険は「入院日額1万円」を強調している。
あれだけ見せられると「入院日額は1万円じゃなきゃだめ」と思えてくる。すごい戦略である。
しかし、ほんとに1万円が必要なのかは不明。その謎がこの番組で解明できた。

番組では、早期の胃ガンになった場合を想定。
早期胃ガンの平均入院日数は22日。22日入院してかかる費用は120万ちょっと。
これだけ見ると「払えない!」と思うが、自己負担は3割。そんでもって「高額療養費制度」が適用されるので、実際に払うのは8万ほど。それに食事代など保険適用外の費用を加算して12万ぐらいになる。

それを入院日数22日で計算すると、1日あたり5,318円。ということは入院日額が6,000円あれば大丈夫だということになる。
この試算は差額ベッド代をほとんど見ていない(差額ベッド代の平均は5,000円)。差額ベッド代の発生しない部屋に入院すればいいだけだそうだ(そうもいかない人もいるだろうが)。
ふつうの部屋を希望しているのにも関わらず、特別室になった場合、きちんと申し立てすれば差額ベッド代は発生しません(参照:差額ベッド料 払い損に注意)。
(保険会社のサイトによっては、差額ベッド代を1万にしてるところもある。)

国民健康保険や一般の社会保険の場合は、上記のように1日5,318円となる。しかし、もっと安くなる社会保険がある。
それが彼の職場の健保組合なのだが、1ヶ月の自己負担額が25,000円を超えた分は社会保険側が支払ってくれるというもの(扶養家族も適用)。
この場合は、25,000円に保険適用外の費用を加算して55,000円になり、1日あたり2,500円でいいそうだ。こうなると日額5,000円もなくていいほどだ。
職場の社会保険制度をよくよく見てみると、さほど医療費を準備していなくてもいいことが判明します。こういった特典がない社会保険や国保の場合は別だけど(私です)。

で、うちは元々シンプルだった医療保険をもっとシンプルにした。
入院すれば「高額療養費制度」がほぼ適用されるので、ガンだろうがガンじゃなかろうが関係ない。
なのでガンで入院時に日額が倍にならないものにした。手術給付金はいらないけど、ついてない保険がみつからなかったのでつけてます。
タイプは定期に。10年後に値上がりするけど、そのときは保険制度も色々変わってるだろうから、見直しするのにちょうどいいと思って。

この番組を見て気づいたのは、「病気になった場合、全て保険でまかなう必要はない」ということ。
保険ではなく「貯金でまかなう」という発想もあるということだった。
病気になるかなんてわからないし、病気になった場合のことだけを考えて、高い保険料をかける必要はない。
安い保険にし、差額を貯蓄し、いざ病気になってお金が必要になったら貯蓄をくずせばいい、という発想もあるんだな。

治療方法は様々で保険適用外のものもある。保険適用外の治療を受けると、全ての治療が保険適用外になり、高額の医療費が発生します(混合診療が解禁になれば少しは負担が減るけど)。
そうなった場合は個人ではとても払えないので、保険に頼るしかないのかもしれない。でもこの場合、日額をいくらにすれば保険でまかなえるのか。日額10万でも足りなさそうな気がする。そんな保険料は払えない。
そうなるといくら保険をかけても安心、なんてことはないわけで、どこかで妥協するしかないんだろうな。
要は病気にならないようにすればいいのだが、そうはなかなかうまくいかないよなぁ・・・。

この番組を見てから、毎日見る(見ない日なんてない)医療保険のCMが、とても嘘くさくて受け付けない。「嘘つきー」などとブツブツいってしまう。

健康保険高額療養費計算シート:「高額療養費制度」適用時の負担額が計算できます。


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 めずらしく、トラックバックを前提として記事を書いてみる。  2月6日のウーさんの記事について。 [続きを読む]

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» 保険・労働・貯金 その2 from ISL・六本木だより
 2月7日の自分の記事について、思うところがいくつか出てきたので、あらためて別記事として書いてみた。 [続きを読む]

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コメント

uauさんこんにちは。
医療保険、悩みますよね。
高額医療費についてですが、適応されると確かに自己負担は8万程度です。
しかし、医療費の領収書が手続きに必要になるので、一度は自分で病院に支払わないといけないんです。
手続き後、払い戻しされるまで約2〜3ヶ月かかります。
長期入院の場合は払い戻しがあるまでは自分で負担することになってしまう場合もあるようです。
余りにも高額で払えない場合は職場によっては医療費の貸付制度があるので、一度お調べになってみるといいかと思います。
もう、ご存知だったらごめんなさい。

そんなこんなで、私は「癌・心筋梗塞・脳卒中」にと診断されたら一時金が降りる保険にはいってます。
(老後この病気になったとき、お金無いと大変なんで)
そしてなにより、イザという時の為にも貯金って大切だと思います。

Posted by haru : 2005年02月07日 13:16

>haruさん
高額療養費制度など、こういったものは「あとで精算」みたいなところがあるので厄介です。一度で精算してくれると本当にありがたいのですが。
>>医療費の貸付制度
公共機関がやってる貸付制度って、いろんなものがありますよね。「お金がない!」と悩む前にちょっと自治体のサイトを見ると安心できたりします。

Posted by ウー : 2005年02月08日 00:07

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